火星大接近と火星探査車オポチュニティーについて2018年08月02日 16:45

火星(公転周期687日)と地球(公転周期365日)は、それぞれ異なる周期で太陽の周りを公転しており、約2年2カ月の周期で接近する。その中でも、特に近づく場合に慣例的に「大接近」と呼んでいる。
見た方も多いかと思うが、7月31日に15年ぶりに地球に最も近づいた。

しかしこの火星、米航空宇宙局(NASA)は7月初旬に大規模な砂嵐が発生し、表面で観測を続けて15年目になる探査車オポチュニティーが、音信不通になっていると発表した。砂嵐により太陽光が遮られ、太陽電池が発電できなくなり、休止モードに入った。そのまま運用停止になるおそれもあるという。
NASAによると、砂嵐は5月30日に確認され、その後急速に発達。表面の4分の1を覆うまでになり、火星で観測されたものとしては最大規模だという。上空が砂ぼこりに覆われ地表に太陽光が届かなくなっている。
火星表面で観測を続ける探査車は2機。2004年に着陸したオポチュニティーは元々90日の設計寿命を大幅に超えて観測を続けていた。もう一台の12年から観測中の探査車キュリオシティには砂嵐の影響はないという。

しかし、90日分の設計寿命で5400日稼動した火星探査車。火星は地球と比べて非常に寒く、平均表面温度は-43℃、最低温度は-140℃で、また大気は薄く主成分は二酸化炭素らしい。
その中で、5年間も動いていた事に感動する。